2016年2月16日火曜日

妄想:現実

集合写真の隅に収まる君と僕
慣れない感情はかじかんだこの手ではどうしようもなくて
でもこれだけは絶対に手放したくはないんだ
とか言いながらキモチボールをもてあそぶ
思考にしがみつく君は妄想
片時も離れようとしないんだ
これが正夢ならばな
また集合写真を見つめる
喉まで出かかってる言葉はあるんだ
でもそれが全部水蒸気に変換されてしまうんだ
それがため息となってただただ白く見えるんだ
朱色に染めたいな

クリスマスに騒ぐ街並み人々
イルミネーションが柱に絡みついてるの見て
あの柱が僕だったら
あの電飾が君だったら
自分の口からじゃ何も言えないから
代わりにプレゼントに言ってもらうよ
でも最低一言は添えなきゃだよな
賑やかな通りを急ぐ
朱に交われば赤くなるというけど
朱色の風が君の頬を真っ赤に染め上げてるよ
散らずにそこに残ってる紅葉のように美しいんだ
を願ったりもして

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