2016年2月16日火曜日

siri°us

夜空に輝くシリウス
冬にしかお会いできないけれど
夜空で一番明るい君は街灯なんかには負けないんだね
僕は君を毎日見てるんだ
変態だとか思わないでくれよね
だって僕は君が…
もし君を買えるのならいくら出してでも買うよ
でも世間の大人たちはきっと許さないだろうね
もし君と口付けを交わせるのなら飛んでくよ
でも世間の大人たちはきっと無理だと言うだろうね

目の前がかすんだ
どんどん雲が覆い被さった
君の輝きは空中の粒子にぶつかり消えたんだ
望遠鏡を使っても無駄だった
君に僕の雫は見えないよね
ああ何で君は…
もし君を再び見られるなら街だって出てくよ
たとえ世間の大人たちが何か言おうとも
もし君に再び会えるのなら世界一周するよ
たとえ世間の大人たちが何と言おうとも

君の姿がない
新たな町でも似たような夜空
僕がいない間に君は輝くのをやめたんだ
欠けたように残る黒い空間
もう一度話を訊かせてよ
ねえもう一度…
もし君の微光を浴びられるのなら何度も祈るよ
世間の大人たちはきっと狂ったって言うけど
もし君の話を訊けるのなら死んで星になるよ
世間の大人たちはきっとあきれるだろうけど

ここからじゃあ見えないんだよ 君が輝きを止めたら
他の暗闇と変わらないんだよ
世界の終わりだとかほざく人が出てきたよ
世界が終わるなら本望だけど

僕の声は君には届かないかもしれないけど
届いたとしても何光年も後だろうけど
それでも僕は泣いて泣いて叫んで叫び続けて
「君が好きだ」とだけ叫べばそれでいいんだ

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