2016年9月28日水曜日

夜り道

生きていくことに疲れ果てた僕は公園のベンチ 腰をおろした
見えない未来に嫌気が差して
変わらぬ風景にもたれかかった
自分の過去を見つめて嘆いた
どうしてこんなに堕落しちゃったのと
生きなきゃいけない理由を見失った
瞳から雫が垂れた

何度も宙に八つ当たりしては
そんな自分を嫌った
矛先はいつしか周囲から自分へ向いていた

傷だらけになって僕はついに横たわる
その傷が自分でつけたものだとも分からずに
息を止めたいと強く願ったのはそれが最初のことだったんだ


息をするのさえ苦しくなった僕は公園のブランコ 腰をおろした
前進しても戻ってきちゃう様が
ブランコを漕ぐ自分だったんだ
自分の今を見つめて逃げ出した
どうしてこんなに足踏みしてるのと
「死ぬのはダメ」に疑問を抱いた
いっそのことやり直したかった

何度も「死」について考えては
そんな自分を嫌った
刃先が突き刺さる一歩手前で覚悟決められず迷っていた

傷だらけになって僕はついに突っ伏すの
その傷が自分でつけたものだと分かって
息を止めたいと強く願ったのはこれで何度目のことだろうか

夜の闇に引きずられていく

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