2016年11月20日日曜日

the City

馬鹿にされたくなくて慣れているかのように装うけど
内心怯えているんだ
あの何とも言えない無機質な感じ
あれがどうにも好きになれない
あんな感じの人々が溢れている街だと、砂漠だと聞いた
こんな心も見透かされている気がした
ガラス張りの高層ビル群

いつもテレビで見てる景色だ
ついに私はこちら側に来てしまった
いくら故郷を懐かしんでも
それはテレビの向こうの世界だ

盛り上がりたくて音楽に飛びつく
疲れ紛らわすべく音楽に飛びつく
何かが見えなくなってゆく感覚がした
盛り上がりたくて酒を注ぎ込む
疲れ紛らわすべく酒を注ぎ込む
ああもう酔いつぶれてしまいそうだ


馬鹿にされたくなくて必死に標準語で話すけど
内心方言で喋りたいんだ
あの何とも言えない排他的な感じ
あれがどうにも好きになれない
そんな感じの人々が溢れている街だと、戦場だと聞いた
こんな心も照らされている気がした
いつまでも眠らない街

遠出だった車での1時間
電車での通勤時間と同じらしい
往路は長旅だったけれど
復路は遠出に思えるんだ

盛り上がりたくて音楽に飛びつく
疲れ紛らわすべく音楽に飛びつく
何かが見えなくなってゆく感覚がした
盛り上がりたくて酒を注ぎ込む
疲れ紛らわすべく酒を注ぎ込む
ああもう酔いつぶれてしまいそうだ


混じりあう人混みの中では独りぼっちだ
でも常に独りぼっちだというのは誤りだ
君を支える人は溢れてる
見えていないだけ


ここで手に入らないのはせいぜい懐かしさくらいだ
たとえ今は嫌いでも
この街はもうしばらくすれば大好きになってると、僕は思うよ

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