2017年2月15日水曜日

on your side

僕に用意されたものよりもずっとずっと高い壁を必死に登っている君を見て
僕は助けてあげたいと思った
出来れば一緒に、 出来れば一緒に、
登り終えたそこからの絶景を見下ろしたいと願った

でもそもそも助けなんて君には必要が無かった
僕に助ける能力も無かった
助けているつもりでいることで助けられていたんだ

だからこそ僕は最後の一人になっても君の味方で居たいんだ
「やめて」って言われたって絶対やめないから
大丈夫、安心して。もちろん分別は弁えるから
ただこの恩を一生かけて償いたいだけだから
掬ってもらったこの「本当」を君の為に輝かせたいだけだから


僕に用意されたかのように好みにぴったりはまる君の必死に護ってくれる姿を見て
僕は助けて欲しいと思った
出来れば一緒に、 出来れば一緒に、
登り終えたそこからの絶景を見下ろしたいと願った

でもそもそも恋愛なんて許されるはずが無かった
狂っていたのは無論僕の方だった
慰めてもらってばかりで本当ごめんね だから今度はさ

僕は分かって貰った代わりに君を分かってあげたいから
「本音で話して」って言うし思うこと全部話して欲しいけど
僕の事を全て受け止めてくれる君がもし本音を吐いたなら
僕は全て喪った気になって消えたいと思うんだろうか
それでも君の味方でいられるだろうか


あくまで僕の自己満足のためなんだろうね
君の隣にずっと居る理由が欲しいんだろうね
依存から抜け出せないでいる僕をやめたら本当の意味で君の味方になれるかな
でも二人の関係が途切れちゃうような気がしてならないんだ
だってそれ以外話すことがないから
これだから僕は、


だから、僕は最後の一人になっても君の味方で居たいんだよ
恒久のものとして今宣言するから
大丈夫、安心して。君を傷つけることは出来ないから
ただこの恩を一生かけて償いたいだけだから
救ってもらったこの命を君の為に輝かせたいだけだから

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