僕には見えなかった 君の生きる世界は
だから何も出来なかった というのは言い訳かな
君はあくまで他人だけれど 僕が「僅かな"心を開ける人"」だったなら
それなりに出来ることがあったんじゃないかと 頭を抱えるんだ
こうなると分かっていたなら...
いや、こうなることも薄々予期はしていたけれど...
認めたくなかった自分がいた
先にも述べた通り僕には君の世界は見えないけれど
きっと君は泣きに泣き尽くしたんだろうね
だから今こうしてさらっと語っているんだろうね
それくらいは僕にも見えるんだ
あゝ
あの日の君の言葉は君が居なくなってから分かったんだ
ここまで来なきゃ分かれなかった、別れなければ分かれなかった、その事実が
ただひたすらに残酷に僕に向かって刃を突きつけている
恨むまでは行かずとも最後に君は吐いただろうか 僕らを含めたすべての現実への嘆きを
棺の中で
火葬炉の中で
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