1500mの海底から珊瑚が顔を出した
然れども待ち構えていたのは激しい雨風だった
絶海の孤島は独りその苦を抱え込んで
磨り減らした心をなんとか保ったんだ
最大限の謝意を
最大限の祈りを
どうせ僕には何も出来やしない
最大限の愛を
最大限の焼きもちを
たとえ君なのは君だけだとしても
1500mの海底から珊瑚が顔を出した
然れども認められるどころか心ない言葉が浴びせられた
皆方への海報を とそんな君には護岸工事をと
僕の良心は間違った
代替的な措置も
相対してきた日々も
すべては君を傷つけていたんだろう
幸い君は微笑むも
再開出来ぬ昨日までを
「もう一度」とチタン製の防護ネットを
大体君の幸福と僕の幸福はイコールではないのだろう
でも僕は...
僕は...
バイバイ 手を振る僕は
最後に写真を撮った
綺麗に纏った珊瑚礁を
1500mの海底から珊瑚が顔を出した
然れども待ち構えていたのはこんなどうしようもない僕だったのかもしれない
はじめましてorご無沙汰しています、KAMOMI->RUと言います。 音楽経験はゼロですが、ちょっと音楽に興味があって詞を書いて抑揚つけて歌ってます。 この歌詞いいな、というのがあれば拡散お願い致します。
2017年11月26日日曜日
2017年11月19日日曜日
斜塔
設計ミスで傾いた塔は積み上がっていく
覆う雲のその先へ顔を出したいんだと
次第に空気は薄くなり辺りも暗くなっていく
この強い風に果たして堪えられようか
見えないままの展望を受け入れることは羨望で
抱え込んで歪み、割れ、
「倒壊も時間の問題か」
群れをなした報道記者が目下取り囲んでいる
張られた規制線すら越えんとせんばかりに
コメンテーターの論評が世論の着火材となる
聞かれもしない むしろ言いたくもない
癒えないままのこの傷も言えないままの内実も
宇宙に放ってやろう その時まで
どっちが先なんだろうね そんなのは誰も知りやしない
けれども信じてる 疑っても仕方ないから
報われぬほどこの世界は冷たくないと言い聞かせたよ
ただ独りこの星を廻り続けるあの月のように
そっと微笑んだその顔は私のヒーローそっくりだった
あの日の夢にも「過誤」というバイアスが架かった
それは七色に輝いた
人々は「虹」と呼んだんだ
その笑顔が悔しくて
涙は洪水をもたらした
方舟に乗せた貴方と私とだけの世界を
そうすればもう何も恐れなくていいでしょ?
こんな物語を綴り瞳は少し潤んできた
さようなら
それすらも告げられぬことになるとはね
設計ミスで傾いた塔は崩れ去っていく
でも瓦礫でさえ遺産なのだろう
覆う雲のその先へ顔を出したいんだと
次第に空気は薄くなり辺りも暗くなっていく
この強い風に果たして堪えられようか
見えないままの展望を受け入れることは羨望で
抱え込んで歪み、割れ、
「倒壊も時間の問題か」
群れをなした報道記者が目下取り囲んでいる
張られた規制線すら越えんとせんばかりに
コメンテーターの論評が世論の着火材となる
聞かれもしない むしろ言いたくもない
癒えないままのこの傷も言えないままの内実も
宇宙に放ってやろう その時まで
どっちが先なんだろうね そんなのは誰も知りやしない
けれども信じてる 疑っても仕方ないから
報われぬほどこの世界は冷たくないと言い聞かせたよ
ただ独りこの星を廻り続けるあの月のように
そっと微笑んだその顔は私のヒーローそっくりだった
あの日の夢にも「過誤」というバイアスが架かった
それは七色に輝いた
人々は「虹」と呼んだんだ
その笑顔が悔しくて
涙は洪水をもたらした
方舟に乗せた貴方と私とだけの世界を
そうすればもう何も恐れなくていいでしょ?
こんな物語を綴り瞳は少し潤んできた
さようなら
それすらも告げられぬことになるとはね
設計ミスで傾いた塔は崩れ去っていく
でも瓦礫でさえ遺産なのだろう
2017年11月5日日曜日
心拍数
走ると息苦しくなる季節
この胸の高鳴りも走ったせいだろう
吐息に交じった僕の想いも
白く染まって見透かされてしまった
逃げて逃げて逃げてきた
そんな僕の足を止めたのは君だったんだ
駆けを引いて願っていた
それも綺麗に交わされてしまった
一生の心拍数が有限なら
僕はこのままずっとここで君を見ていたい
惚れるだけ惚れて高鳴るだけ心臓を高鳴らせて
死にたい もう生きてる意味などないし
Rain of information
その一粒の雨滴はどれだけの石を穿つのだろう
穿っていった世界観
無事なはずの意思は埋もれたか?
あつめて早し"情報"川
濁った水は茶に注げ
"知ったか" 固めた堤防が
今決壊してゆく
鳴り響く災害アラート
1人踊る「避難指示」の文字
取り囲まれて孤立した僕
洪水に喘いだ街で氾濫は激しさを増す
錯綜する事実とデマは織り交ざって広がってく
陶酔に溺れた人よ 混乱は激しさを増す
飲み込まれてしまう前に君は...
「僕は...」
穿っていった世界観
無事なはずの意思は埋もれたか?
あつめて早し"情報"川
濁った水は茶に注げ
"知ったか" 固めた堤防が
今決壊してゆく
鳴り響く災害アラート
1人踊る「避難指示」の文字
取り囲まれて孤立した僕
洪水に喘いだ街で氾濫は激しさを増す
錯綜する事実とデマは織り交ざって広がってく
陶酔に溺れた人よ 混乱は激しさを増す
飲み込まれてしまう前に君は...
「僕は...」
ストーリー
今更になって必死で考えたストーリー
は誰にも語られず消えゆくのです
密閉された世界で藻掻くも変わることのできぬ浮沈子
そんな僕ははっきり言って世間から見たら異端児
だからと言って独りで生きていくのは嫌だし
自分を眺める自分がつけた自分へのダメ出し
分かりきっていることだらけ
でもどうにも出来ないのは何故でしょう?
ただ見つめただけで成功と勘違ったメンタリティー
啜って大人気分になったアイスティー
は飲み尽くされて消えていたのです
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