2017年6月29日木曜日

梅雨前線

我が家は今日も雨模様
どんよりとした空に表情は曇ったまま
罵声は飛んで涙流れ
てるてる坊主は棚で埃を被っている

いずれやってくるとは分かっていたけれど
いざとなるとこんなにも胸が痛むものなんだなあ

大きく張り出した梅雨前線
さすればいずれは夏も来る
僕らは君の夏を冷夏にはしたくないんだよ
だからたとえ今いくら雨を降らせようと、
たった数年の辛抱


我が家は今日も雨模様
降り続く中傘も差さずに駆けようと
冷えて風邪ひき悔しくて
少年は部屋にこもり片意地を張っている

いずれやってくるとは分かっていたけれど
いざとなるとこんなにも腹がたつものなんだなあ

大きく張り出した梅雨前線
さすればいずれは夏も来る
僕らは君の夏を冷夏にはしたくないんだよ
だからたとえ今いくら雨を降らせようと、
たった数年の辛抱


"親"というオホーツク海気団と"子"という小笠原気団のうた

満員電車

この世界という満員電車で思い通り座れる人など限られていて
その大半がぎゅうぎゅう詰めで立ち尽くしている
つり革すら数が限られていて 僕ら子どもは何とかポールにしがみつくが
中には何も手にできず振り回される人もいる

その中でもやっぱり僕はせめてつり革は掴みたい
あわよくば席に座りたいのさ

だから僕は行くんだ 更なる高みへ
頑張って背伸びだってするさ
まだ見えぬ形のつり革目指して
健気でも、懸命に手を伸ばすのさ
"こんなつり革がいいな"なんて考えながら


この世界という満員電車で思い通りの駅で降りられる人など限られていて
その大半が降りたくもない駅で降りる人に巻き込まれて戻ってこない
逆に降りられない人もいて 僕ら子どもは時に悲観的になって降りたいと願う
中には降りる駅を間違えて帰らない人もいる

その中でもやっぱり僕はせめて途中で降りたくはない
あわよくば100年後まで乗っていたいのさ

だから僕は行くんだ 更なる高みへ
何事も楽しみ怠らないさ
今見えているポールを掴んで
健気でも、懸命に握りしめるのさ
"次の駅までの車窓はどんなかな"なんて考えながら

2017年6月25日日曜日

負債

悪いのは過去の僕
でも責められるのは今の僕
一度清算してしまいたい気もするが怖くって


溜めに溜め込んだ隠し事は
いつしか僕の手にも負えなくなって
でも晒してしまえば僕はどれほどのものを失うことになるのだろう?

もう辛いんだ もう辛いんだ
誰か僕の話を訊いて
耳を傾けてくれたのは君ひとりだけだった

悪いのは期待しちゃった僕
でも責めてしまうのはあの日の君
一度清算してしまいたい気もするが怖くって


降りに降り続いた災難は
いつしか僕を"生きる意味"から遠ざけて
でも絶ってしまえば僕はどれほどの罪を犯すことになるのだろう?

もう辛いんだ もう辛いんだ
誰か僕の話を訊いて
耳を傾けてくれたのは君ひとりだけだった

悪いのは周りのはずさ
でも責めてしまうのは君を利用する(つかう)自分
一度清算してしまいたい気もするが怖くって


もう何度も もう何度も 喘いだろう?
その先で知った
冷たく微笑むすべての現実を


悪いのは期待しちゃった僕
でも責めてしまうのはあの日の君
一度清算してしまいたい気もするが怖くって

2017年6月22日木曜日

悪足掻き

「いつからいつまでが夏か」なんてそんなのは人それぞれだろう、と最後の最後に悪あがき
水着で入った海はまだ気持ち良かった
山盛りのかき氷はさすがにキーンときたけど

雨で出来なかった大量の花火、独り寂しく燃やす
気付いたんだ
夏が終わる

来年はあんなことしたいなとかこんな場所行きたいなとか
妄想を膨らますけど
来年には綺麗さっぱり忘れてるんでしょ
そしてこれを繰り返すんでしょ
とりあえず来年の夏もBe happy!


一生にあと何度夏があるかなんてそんなのは分からないけど全部がさ 楽しくなりゃいいと思うの
まあそんなに簡単にはいかないか、とも思うけど
とりあえず楽しもう 最後の最後の悪あがきを

段々と日が短くなってきて、独り家路につく
気付いたんだ
夏が終わる

来年はあんなことしたいなとかこんな場所行きたいなとか
妄想を膨らますけど
来年には綺麗さっぱり忘れてるんでしょ
そしてこれを繰り返すんでしょ
とりあえず来年の夏もBe happy!!

春先の男子

制汗剤が充満した教室
その空気をじっくりと味わう
塩素香る更衣室の前の廊下
隙を狙ってなんとか無理かなあ

対岸に見える輪郭をなめ回すように見つめる
そんなこんなしていると全身が膨らんで
笑われるし少し恥ずかしいけど
だって生理現象なんだもん

きゃーきゃー言ってて本当はちょっぴり嬉しいんじゃないの?
ほらやっぱりあの娘も膨らんでる

ああ あの娘は見学か
そこまでばっちりチェックする

雨降りの日は透けるワイシャツに期待して
風の強い日にも期待して

でもちゃんと一線は保って
時々危ないけど

これぞ春先の男子 Hooo
春先の男子 Hooo
春先の男子 Hooo
春先の男子
には注意しなよ 女子

女の子に質問

女の子に質問です
どうしておしゃれをするんですか?
女の子に質問です
どうして高い声出すんですか?
女の子に質問です
どうしてスカート丈短くしたがるんですか?
女の子に質問です
本当は変態だったりするんですか?

誰も答えてくれない素朴な疑問
それさえ言い合えれば壁は取っ払えるかもしれないのにね

女の子に質問です
生理ってどんな感じなんですか?
女の子に質問です
誰でも恋はしているんですか?
女の子に質問です
結婚願望ってありますか?
女の子に質問です
出産願望ってありますか?

女の子に質問です
僕みたいな男はどうですか?

2017年6月21日水曜日

accept

遠くの憧れの方向に手を伸ばし握りしめ掴んだつもりになっていた
手を開いて気づいた
あれは遠近法の錯覚だったんだと


貴女はあまりに美しかった
それが全ての過ちだった
それ故に我が身が寄せられてしまったのが全ての過ちだった

我が独占欲は運命に振り回された挙げ句裏切られた
運命は呪えないから、運命を突き動かしたのは貴女だから、
貴女は不幸でなければならないのだ

失った憧れの方向に手を伸ばし握りしめ首を絞めたつもりになっていた
手を開いて気づいた
あれは遠近法の錯覚だったんだと


あなたは非常に都合が良かった
それが全ての始まりだった
それ故に我が目は狂い眩んでしまったのが全ての始まりだった

我が潜在意識は過去からの解放を欲していた
呪えど過去は変わらないから、今はあなたが側にいるから、
あなたを幸せにしなければならないのだ

手に入れた諸々をそのままに過去で縛ってあなたもここへ縛ったつもりになっていた
手を開いて気づいた
これが"幸せ"と呼ばれるものだったんだと

こんなところにあったんだと

2017年6月12日月曜日

ざあざあと降りしきる

降りしきる雨に嫌気がさして
ずるずる道を歩いていく
視界はかすむ 暗い空
町に響いていく音

傘で防ぎきれない横殴りの雨が肌に触れて寒いよ
おかげ様でプランが全部台無しになったよ
電車は人が溢れかえって狭いよ
独特の嫌な匂いが鼻をさすよ

その一定の周期は単調な日々の繰り返しを
変わらない現実を
冷たく笑って突きつけてくるんだ
その態度がいやに癪に障って
消えてしまえよって
ただ意味もなく水たまりを踏み潰している


降りしきる雨は止む気配を見せず
ずるずる側溝を流れゆく
視線は落ちてた 跳ねる粒
町に響いていく音

てるてる坊主も雨ざらしになってボロボロだよ
おかげ様で楽しみが全部ぶち壊しだよ
洗濯物も取り込む直前でふりだしに戻ったよ
ジメジメしてて今にもカビが生えそうだよ

「雨は農作物には必要」「恵みの雨だ」って
引き起こす厄介事を
あざけて正当化してくるんだ
その態度がいやに癪に障って
消えてしまえよって
ただ意味もなく水たまりを踏み潰している


雨雲は今ものうのうと、のうのうと居座っている
対して僕は今ぎちぎちと、ぎちぎちと詰め込まれている
その雨は今もざあざあと、ざあざあと降りしきっている
対して僕は今ぜえぜえと、ぜえぜえと咳き込んでいる

Rainy Day

今年もまた雨なんだね
天気になーれの願いも虚しく
何か霊的な力疑うね
"次こそは"が叶ったことなんてないものね

降り注ぐ視線の中
ずぶ濡れになって歌うよ

今日は1日ありがとう
鼓膜よ ほんとお疲れ様
君の心は打たれてくれた?
この滝のような大雨に
この雨のような演奏に


今年もまた雨なんだね
てるてる坊主に祈るも虚しく
雨男雨女ってあるのかね
それとも普段の行いが悪かったのかね

降り注ぐ視線の中
"虹よ早く"と歌うよ

今日は1日ありがとう
鼓膜よ ほんとお疲れ様
君の心は打たれてくれた?
この滝のような大雨に
この雨のような演奏に


また雨の中へ飛び出していく君への歌

白熱電球

毎日吹雪に曝されている君のことだからもうすっかり凍えてしまったろう?
躊躇わないでこっちへおいで
僕がそっと温めてあげよう


普段は消灯してるから気付いてないかもしれないけどね
僕は白熱電球なんだ
君の為なら灯してあげよう

え、何で普段消してるのかって?
そりゃ命が削れてしまうからね
いいよ、心配なんかしなくたって
僕の命は君に貢献できたらそれで満足だからさ

毎日暗闇をさ迷っている君のことだからもうすっかり萎えてしてしまったろう?
躊躇わないでこっちへおいで
僕がそっと光に包んであげよう


やっとこの明かりの、この命の使い道が見つかったんだ
僕はとっても嬉しいよ
君の為に全力を尽くそう

ああ、こんなんじゃ足りないよね
実は仕事下手なんだ僕
これでも精一杯なんだよね
むしろごめんね、すべてを君に注げなくって

毎日壁を登り続けてる君のことだからもうすっかり疲れてしまったろう?
躊躇わないでこっちへおいで
僕がそっと癒してあげよう


光に群がるとか虫に成り下がったみたいで嫌だって?
プライドが許さないって?
でも今の君には温もりが必要だ
本当は欲しいんだろう?
素直になろうよ


毎日吹雪に曝されている君のことだからもうすっかり凍えてしまったろう?
躊躇わないでこっちへおいで
僕がそっと温めてあげよう

君の愚痴

ある日君の吐いた何気ない愚痴が思わぬ向きに飛んで僕の胸に突き刺さったんだ
「男女間の友情なんて成立しようがないんだ」って
その矛先は間違いなく君の幼なじみだったはずなのに

君とひとつになれたらと願ってしまうこの衝動は
甘い匂いを漂わせて僕を夢へと誘ったんだ
黙り切ってしまったりせずちゃんと想いを告げることなど
僕には到底出来っこないよな
これが本来"恋"ってやつかな


ある日君の吐いた何気ない愚痴が思わぬ向きに飛んで僕の胸に突き刺さったんだ
「夢を夢だと思ってるうちは一生叶わねーよ」って
その矛先は間違いなく君のバンドメンバーだったはずなのに

君とひとつになれたらと願っていたあの日の夢は
けたたましくアラームを響かせて僕を現実に呼び戻したんだ
割り切ってしまったりせずちゃんと足掻いていたなら
あの夢も叶っていたのかな
これが後悔先に立たずってやつかな

今が幸せ過ぎる気がして怖いんだ
現状に甘えてしまっている自分が怖いんだ
度が過ぎた不安感は視界を塞いでしまって
軽々しく心の底から"死にたい"と言った

画面の向こう側の人の悶え苦しみを
掬ったらそれは水のように
すり抜けて

僕の映った瞳が青いのを見てこの世界は広いと知った
"それに比べて僕なんか"って 僕の気持ちは絡まった
その瞳から零れ出した水を見てこの世界は酷いと知った
それでも必死にもがいてる人の瞳は清いと知らなかった

命は清いと知らなかった



何だか自分が嘲笑われているようで怖いんだ
柔なプライドを死守しようとする自分が怖いんだ
度が過ぎた自己嫌悪は視界を塞いでしまって
軽々しく心の底から"死にたい"と言った

自称おせっかいの君が差しのべてくれた手を
掴んだらそれは雲のように
すり抜けて

群がるみんなの瞳に映る僕を見て初めて僕は"独り"と知った
怯えて闇を身にまとったんだ 僕は"独り"を選んでいた
君の瞳のやわらかな輪郭を見て初めて僕は"愛し"を知った
"愛し"を失うその時まで僕は"命"を知らなかった

自ずと祈りを捧げていた