2017年6月12日月曜日

今が幸せ過ぎる気がして怖いんだ
現状に甘えてしまっている自分が怖いんだ
度が過ぎた不安感は視界を塞いでしまって
軽々しく心の底から"死にたい"と言った

画面の向こう側の人の悶え苦しみを
掬ったらそれは水のように
すり抜けて

僕の映った瞳が青いのを見てこの世界は広いと知った
"それに比べて僕なんか"って 僕の気持ちは絡まった
その瞳から零れ出した水を見てこの世界は酷いと知った
それでも必死にもがいてる人の瞳は清いと知らなかった

命は清いと知らなかった



何だか自分が嘲笑われているようで怖いんだ
柔なプライドを死守しようとする自分が怖いんだ
度が過ぎた自己嫌悪は視界を塞いでしまって
軽々しく心の底から"死にたい"と言った

自称おせっかいの君が差しのべてくれた手を
掴んだらそれは雲のように
すり抜けて

群がるみんなの瞳に映る僕を見て初めて僕は"独り"と知った
怯えて闇を身にまとったんだ 僕は"独り"を選んでいた
君の瞳のやわらかな輪郭を見て初めて僕は"愛し"を知った
"愛し"を失うその時まで僕は"命"を知らなかった

自ずと祈りを捧げていた

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