2021年5月9日日曜日

Dear

 <True End>
     心は風船          二人で充電!
     ところが急変     始まる終焉
            焦りと執念 叶わぬ修繕  思えばあれも 嬉しい失恋


<転機>
暗い晴天 涙腺は痙攣
気分は底辺      そこに、
                突如現れた天使!
                 素敵な演技 溢れる善意
                 その枝は連理?


                 <You Me>
              温もりの冬 共にぬぐう露
              絡む蔓のごとふざけあう無垢
綺麗な月に 綴る恋文
連なる日々に 伝えあう「好き」


どんなことでももう厭わない
そうさ僕らは相思相愛
きっとできるよ長期交際
こんな二人は超貴重かい?

2021年5月6日木曜日

禍 (2020年4月)

駐車場は空

満ちた月

僕らは、釘付けになった。



夜の静寂が

昼の脆弱を包み込んだ

寂しがりの心

電波で繋ぐよ





あの路で咲きかけた桜は

もう散ってしまったんだよな


あの鉄筋で星になった爺やは

また生まれ変わって産声をあげてるかな




息吹けない僕らは

閉じ籠ったまま

うるさいテレビを消して

互いの声で充たすの





どこかで見たホラー

みたいな日々

僕らは、くちづけを待った。

2021年1月31日日曜日

lack

リュウモン岩に縁取られた
水銀の湖面をくり貫く朧月
骨を伝わるだけの声は脈を打ち
崩れた涙の紋様 貼り付く飛沫

いつも通りに伸ばした腕に
凍てつく空気が纏わりついた
重心を傾け毒に沈む
万有引力の赴くまま

枯れた花弁を踏み潰せずに
消えたオーロラを忘れられずに
このまま終わってしまえばいいのに
身体は呼吸を継ごうともがく


ぷか ぷか ぷか

ぷか ぷか ぷか


クラムボンがわらった...!
クラムボンがわらった...



ぷか ぷか ぷか

ぷか ぷか ぷか


真っ逆さまに深く深く


さあ、もう帰って寝よう

特別な夏。

今何処にいるのでしょう あの日の貴方は

目に染みた汗で見えていないだけですか...?

それとも暑さに曇った貴方の眼鏡が

私を捉えられなくなっただけですか...?





はぐれたままの不安や怖さ

まだどこかにいるはずと信じたい思い

幼児のように泣き喚きたい、と

そういう未熟さを鋭く責める


マスクにお預けにされた口づけを

未だ夢見る私は馬鹿でしょうね

のぼせた頭をちゃんと冷房へ

貴方への熱中症を治さなくちゃ




豪快 後悔 そうかい

崩壊を免れた二人の航海は

梗概 傷害 法外

胸懐 慷慨です 教戒だね 了解

溶解したような愛しさは

もう妖怪のように消え失せた......?





周りの白い目 貴方の黒い目

映りこむ自我を見つめてみて反吐

「好き」の2文字をうまく信じられなかったのは

私が悪いのでしょう?





無為に過ぎる時を食み 肥えゆく身体

このまま離れてしまうのだろうか

確かめたくとも会えないまま

だって今年は だって今年は

特別な夏。

ステイ・シェルター

平穏奪われて 見えぬ出口
"戦争"と叫ばれて 迎える夏
会えないだけの痛さ 苛まれながら
テレビは今年も変わらず あの日々を映す


ガダルカナルの死体は 白黒だから見れて
フルカラーならばきっと目を伏せるのだろう
敵はウイルスのごと 隣に潜んだだろうか
脅える我々は ちぎれる命を知らない




灼熱に溶けたのは歴史ではなく
数でも絵でもなく 目の前に佇む
笑みや涙や退屈そうな顔や
大切な仲や愛を結ぶ糸
それらすべて





何億倍にも希釈された辛さの覆う夏に
改めて祈る

All for you. (改)

"いつか見たい 降り注ぐ流星群を"
国立天文台の映像みたいな夜、
そうつぶやくように。




これほど満ち足りたはずの世界で
僕は寂しさを拭いきれない
期待しすぎてるだけなのかな
これを「幸せ」と呼ぶべきなのかな

ようやく掴んだはずの二人の日々も
未だ ふたつの"独り"でしかなくて
不安症な僕は確かめるように
何度も万華鏡を転がすの


情報の濁流 指先一つの拒絶
何を信じればいいのか分からなくて
だからこうやってぎゅっとしがみついて
"永遠だよ、絶対ね"なんて溢してしまうの




自然体の「好き」を引き出せないのはそう、僕のせい
幸せを届けられてない僕のせい
無力な自分の情けなさを思い知って
時間を奪うことの意味を問うてしまう

どれだけワガママを殺さなきゃダメなんだろう
迷惑になるかもだけど素直でもいたいの
今の自分の正直な気持ちが分からないよ
ただね 悩めること それは真実だよ


接近と衝突 露になる不適合
「慣れてないだけだよね」 微笑むしかないね
だからってお終いだなんて馬鹿げてるね
越えるための努力と時間は惜しくないもんね?




大切にしなくちゃ
二度とない今
憂いへの愛の眼差しを受け止めて

さあ思い出してよ
引き寄せた責めを
あの時の奇跡とそれからの軌跡を





I couldn't believe, could I?

She shouldn't say OK

But due to me...

We shouldn't have talken then...?

Am I seriously saying so...?

Perhaps,no? No! Absolutely,no!!




いつもみたいに降り注ぐ愛し声を
特別幻想的でもない平凡な朝、
揺れた未来 もう一度描き出すよ
もう目が覚めた僕は電話越しに告げる

「おはよう。昨日はごめんね。」

All for you

夢が現実になって
早くも3ヶ月半なの?
特別話すこともないけど
どこか話し足りないよ

色んな君を見たけど
まだどれもが愛しいよ
ついこの間まで"他人"だもんね
ああ もっと知りたいなあ

とても 釣り合うような 人間じゃない
でも 君に選ばれた 人間なの?
なら せめて君のため 君のために
って簡単にはいかないや

幸せになって欲しいのに
「自由な君が好き」なのに
離れて欲しくない、とワガママの
「ありがとう、大好きだよ。」

"口癖になんてしないように、"
"慣れきった仲にならぬように、"
ネットで学んだ長続きのコツ
でも溢れるの 「大好き」

あるぱか

「もしもしどうも うまくやれていますか?」
「この頃どうも うまくいかないみたい...」叱られてばっかりだし、
浮いた話の一つもないし、
ライブチケットは落選するし、
ツイてないことばかりだなぁ

"恋人候補" はとっくに付き合ってたし
諦めようと 帰り道おんなじだし
あぁ、知りたくなかった...
もうこんなことなら
玉手箱とかパカッと開けて
アルパカにでもなれたらな~

そう
もふっ もふっ もふっとして頂戴?
愛する私のベストフレンド
もふっ もふっ もふっとして頂戴?
抜け駆けは絶対ダメだよ?
もふっ もふっ もふっとして頂戴?
信じれるのはゆきちゃんだけだよ
ねえ、私たちずっと一緒だよ?


またまた今日も 嫌になっちゃう私
綴ったノート 読み返すのも辛いよ
あの失敗から私何も
学べてなかったってことかな...
変われたって思ってたのに
勘違いしてただけなのね

つまらない妄想 白馬の王子さま ねえ
私の要望 そばに来て抱き締めて?
そう そしたら私
ちょっと前向けるの
玉手箱とかパカッと開けて
アルパカにでもなるからさぁ

そう
もふっ もふっ もふっとして頂戴?
愛する私のベストフレンド
もふっ もふっ もふっとして頂戴?
抜け駆けは絶対ダメだよ?
もふっ もふっ もふっとして頂戴?
信じれるのはゆきちゃんだけだよ
ねえ、私たちずっと一緒だよ?

Melon

「好き」の言葉が本音になるのは
君の前だけなんだ 仕方がないね
こうして歩んだ先に永遠があればいい
かけがえのない手をそっと握る


時に幸せを切り拓き
時に愛しさに身を委ね
僕らだけの日々を創ればいい
なんか笑みが溢れちゃうな


網目のように入り組んだ
まあるい地球の上でいま君と
初めての相思相愛
滴る日々は甘い
最後まで味わわせて欲しい

「夢のようだ」ふと呟くと
「夢かもね」なんて君が言うから
頬をちょっとつねって
「やっぱ痛いや」って
これだけでどうしてか楽しいよ




どんな壁でも越えてゆけるよねと
心から信じられそうなんだ
だからどうか"君と"が実ればいい
君のための僕になれればいい


不意に寂しさに囚われても
不意に苦しみに覆われても
すぐ頭に君が浮かべばいい
ぎゅっと刻み込んでおくね


蔓のように絡みもつれた
厄介な社会の中でいま君に
誓うは純愛の証
君のすべてが可愛い
僕だけが分かっていればいい

これからかけるだろう迷惑を
先に謝っておくね でも本当はさ
遠慮なんてしないでね
好きに振る舞ってね
それがきっとぼくの好きな君だよ




だから、このままで傍にいてほしい

わがままな僕からのうた

駐車場は空
満ちた月
僕らは、釘付けになった。

夜の静寂が
昼の脆弱を包み込んだ
寂しがりの心
電波で交わすよ


あの路で咲きかけた桜は
もう散ってしまったんだよな
あの鉄筋で星になった爺やは
また生まれ変わって産声をあげてるかな

息吹けない僕らは
閉じ籠ったまま
うるさいニュースを消して
互いの声で充たすの


どこかで見たホラー
みたいな日々
僕らは、くちづけを待った。

2020年、春。

せっかく始まった初めての春に
いきなり灯った赤信号 憎たらしいな
やっと冬を乗り越えたっていうのに...。
好きだよ、会いたい、、、
想いはオーバーシュートぎりぎりさ


"明日抱き合うために、今日は家にいよう"って
一体誰が僕らの不確かな"明日"を保証してくれるの...?
"ソーシャルディスタンシング" "自粛要請"
頭じゃ分かってる、だけど
始まりかけてた、"極めて重要な"二人の密な日々は
ねえ、どうなっちゃうの...?


もうこの際一緒に抜け出そうぜ
汚れた息苦しい東京を
ロックダウンの前に
こんな格好つかないロックを叫んで

...ああ、許されないよな



寂しさのパンデミック
分かちあえるクラスター探して
見つかったのは君だけ

ハグしたら僕ら濃厚接触?
なら必要火急のキスもしよ?
医療崩壊したってさ
僕らの恋は崩壊しないよね。

最悪冥土で会おう、
じゃあまたね。なんて
こんなの、愛とは呼べないよな



"一緒に行こうって言ってたあのライブ、
延期になっちゃったね。"
"君が写真を送ってくれた目黒川の桜、
来年一緒に見にいこうね。"
デートプランが溜まっていく一方ね
いつも通りだったら、今頃僕らは...
しょうがないさ、ああしょうがないさ、
今だけは、「リモート恋愛」で。
織姫・彦星よりはましさ。
一度きりの遠距離恋愛ごっこさ。



電波よ、さあ、想いを伝送して。

graduation

それぞれ紡いできた人生の糸が
運命に手繰り寄せられたのは
まだあどけなさの残る頃
親の隣で浮かべた緊張の笑み

絡まりほつれて日々は過ぎ去って
運命に散らされてしまうんだね、また
名残惜しさの残る場所
僕らだけで味わう別れの悲しみ

あの頃からはだいぶ大人に
なれたような気でいるけど
まだまだかな?もう一歩か。
それぞれの進む道へ

"人生の僅かな通過点でしかない"
分かってるから、と強がらせてよ
また会うときには立派な大人で会おう
だからさ、そのときまで。


いつでもネットで繋がれる時代に
未だにこうして寂しさを吐き出すのは
ただ見通せない未来に足のすくむ
弱い自分の甘えだよ、今日は許して

綺麗に歌おうとしたけどやっぱ無理かな
美しいことばかりじゃなかったもんね
ただ、色んなことが糧となって
僕を少し強くしてくれたのかな

"あの頃からの夢を叶えに"
なんて言う人たちの背中を見て
まだまだだなあ、ってまた思うけど
ひとまず進まなくちゃ

"ひとつの大きな節目ではあるから"
君の笑顔を目に焼き付けさせて。
僕らしっかり結ばれているから
次もさ、笑顔で会おう


...ありきたりな言葉だけだ。
互いに認めきるには短すぎて、
歌にまとめきるには長すぎた。
限られた僕らの日々に
終止符を打つ
これまでありがとう.

hollow

憧れた幸せも
立ち現れたしがらみを前に
押し通せるほどの理屈も見当たらず
鈍感な人々を羨んだり

導いた正論も
朽ち果てた現実を前に
固辞できるだけの強さも持ち合わせぬ
弱い自分を呪ったり


振りかざされた偽善に
少しずつ削られて
素直に喜べない自分に差したのは
光ではなく嫌気だ


今を嘆いても
明日を憂いても
届かない苦しみを溢しても
目の前にずっと
立ち込めるhollow
壊れてく身体を少しでも
救える術などないのか、もう



囚われた衝動は
当為の檻の鍵を抉じ開けて
ただ張り巡らされた有刺鉄線に
徒労と悲観的結末を憂えたり

備わった心身は
塗りたくられた

ロ零

絶望、川流し
荒天に因る揺れ
越えて
どぶりどぶり

酸素
水素と繋がり、肺を充たす
皺だらけの手 振って
想い ぽつり



熱を測る "20.0℃"
同じだ
見つめたパネル
上矢印のボタンを押す
ピッ




健やかであれ




ポンポンポンポン




今夜は