2019年10月5日土曜日

Dear my supporter (アーカイブ)

君を癒しに乗り越えようか

この辛く苦しい日々を

「頑張って」の一言で

救われるのだから僕は単純だ


全て終わった後に

「君のお陰で」と笑えるように


僕が救われる裏で

君は少し傷負うのかな

ごめんね、なんかじゃ救えないから

僕も傷を厭わず歩んでいこう

君を救えるよう歩んでいこう




僕の孤独に水をやろうか

この頭の中の君が

時間経過、理想化、気付けば

綺麗すぎるから僕は大馬鹿だ


全て終わった後に

想いを全部明かせるように


君が微笑むたびに

僕の胸は少し軋むよな

ごめんね、なんか情けなくてさ

それでも"君と"を夢見るから

"それなら僕と"と言わせたいから

To be amiable (アーカイブ)

恋の落下傘
落ちきれずに宙吊りになってしまったな

君の笑顔は
愛おしくて抱き締めてみたくもなるけれど


「ずっと傍にいて」なんて言わない
たまに顔くらいは見たいけど

「もっと僕を見て」なんて言わない
ただ君の好きなように生きて欲しい


ねえ、早く幸せになってよ
お祝いの言葉はもう用意できてるから

ねえ、その溢れんばかりの優しさも
僕に向けられるべきものじゃないんだ

そう、つまり君を幸せにすると言い切れるほど
僕は無責任じゃないんだ




君との価値観
少し違う そんなところもまた微笑ましい

君の寝顔は
あどけなくて、また馬鹿なことを考えちゃうけど


「きっと困らせる」
悲しい未来が願いとともに肥大していく

「もっと傍にいさせて」
ダメだ、ダメだと覆い隠しては言い聞かせる


ねえ、これもひとつの答えでしょ?
付き合うことだけが幸せじゃないから

ねえ、そしたら笑い続けてくれるでしょ?
ずっとこのまま 気兼ねのない仲で

"そう、つまりお互いの幸せにのために"なんて言うと
少し虚しくもなるんだ




ただ「可愛い」とだけは言わせて欲しい

周りのあの子達が言うように

ただ欠片だけでも伝わって欲しい


でも「恋とかじゃないから」って

君に厭われたくなくて言ってしまったよ...















僕の孤独は
情けなくてまた君を求めてしまうけど

君の「僕」だけ、そして君だけ
美しければそれでいい

ひまわり (アーカイブ)

ゴミみたいな想い出を吐き捨てて
握ったその事実に弄(あそ)ばれて
零れる これも誰かの仕業でしょうか
崩れて ほどけて

昨日みたいな日々を思いだせなくて
しまったあの言葉を取り出して
触れてる これが貴方の想いでしょうか
含めて 届けて


ひまわり ぱっと開くんだ 一面に
彼女の想いを叶えるように
未だに やりきれない自分はいるけど
どうかね、どうかね、「お幸せに」

ひまわり ぱっと開くんだ 一面に
自分の願いを叶えるように
未だに やりきれない自分に向かって
そうして、そうして、理解させて



しがらみ ざっと囲うんだ 一面を
蔑みの笑顔を携えて
"求めることに意味などあるのでしょうか...?"
どうかね、どうかね

それでも、これが貴方の為ならば
不確かな思いは振り切って
"伝える" これがせめての報いでしょうか
どうかね、この手で






ひまわり そっと植えるんだ 片隅に
失くした言葉を追いかけて
震える涙腺の赴くままに
笑ってほしくて



日、廻り やっと開くんだ 一株が
二人の思いを象るように
ひまわり もっと開くんだ 一面に
どうかね、どうかね、お幸せに。

Beat around the bush (アーカイブ)

素直にはなれないよ...

外してしまいたい、
壊してしまいたい、
すべての枷を


揺れる髪に蝕まれる心

触れる指先はすぐに引っ込め

"勘違わぬよう"

、と厭われぬよう

微かな幸に固く栓をして


そこまで

分かっていても

面影

離れないまま

"鈍間で

柄じゃないから"

そこまで...?


惚けていられれば
傷つかないと、そう分かっているから

惚気ていられれば
夢の温もりに包まれていられるまま


未知を拓いて

飾り気もね、無いなか

結んだ音

耳に張りついたまま




but
騎士(ナイト)にはなれないよ...

隠してしまいたい、
亡くしてしまいたい、
すべての咎を


燻ゆる日々に 蝕まれる心

降れる雨には身を投げ出して

"誤らないよう"

、と伝わらぬよう

微かな幸に"苦"の名を付けて


ここまで

分かっていても

この種

気付かないないふり

愚かね。

"イヤじゃないから"?

夜を諫め



汚れていなければ

もっと純に恋うことが出来ただろうか

求めていなければ

ここで犯した罪に気付かないまま


"傷を開いて。

飾り気もね、ないまま。"

寄り添わせて

また傷負わせながら




but
孤独にはなれないよ...

愛してしまいたい、

囚えてしまいたい、

君のすべてを

履歴 (アーカイブ)

トークも写真もこの指ひとつ

綺麗に消せてとても便利ね

匂いも面影も残らないし

そしたらいつしか忘れていくし



なんて画面を覗きこんだ

私は真顔のつもりだった

ただそのひび割れた液晶には

少し歪んで映っていた



でもいいの

もう二度と日々の

愚痴とかを言い合っても

良いことはないから

"君の優しさも

キリをつけなくちゃ"

変われないから別れるの、

分かってよ







もう変わりかけた今でさえも

予測変換は変わらなくて

"おすすめユーザー"  そうですか。

なるほど君は幸せみたいね。



なんて画面を覗きこんだ

僕は幸せじゃ"なきゃ"だった

ただそのひび割れた液晶には

少し歪んで映っていた



やめようよ

もうあれはとっくの

昔だ 思えども

想うことはないから

"僕の執着も

折をつけなくちゃ"

変われないから別れたの、

そうだよね








気晴らしにイヤホンをつけてみても


君との履歴は息づいていて


途絶えぬ懐古も、いつの間にか


涙から苦笑いになって
































ボクはなにか変われたのかな。

心の内に (アーカイブ)

抱えていた"怖れ"はいつしか消え
数々の思い出が今手の中に
すべて楽しいものではないけれど
愛せてしまうのは時のせいか

支えてくれたあの笑顔にも
さよならのひとつも言えぬままで
支えてくれた周りの人へ
ありがとう、だなんて照れ臭いな


翼は疼く さあ飛び立とう
足は堪える まだここにいよう


流れていた曲ももう終わって
流されてた日々にも別れをね
流れる涙に庶幾うの
想いまですべて流しきって

生活 (アーカイブ)

揺らぐ価値観の中で
完璧に酔ってしまったようだ
信ずるべき哲学もなくて
レールのない「自由」の上で

突っ立っていても未だ
轢くべき電車も現れず
痛い目も見ぬままにのらり、
くらり、と生き永らえている


絡まる先の知らぬ白い吐息がさ
消えたら少しは空気が吸えるだろうに

刃先を向けられないんだな


ああ "窮屈な時代"に保護されて
チューインガムをこねくり回して
味わったこのモラトリアムの甘さにはもう厭きて

黄ばんだ涎(よだれ)掛けはべちょべちょで
そんな醜態を晒して
味わった屈辱を
想いは晴らしやしない




揺らぐ生活の中で
完璧に狂ってしまったようだ
頼りにできる言葉もなくて
自分も頼りになりやしなくて

突っ立ってたら未だ
行くべき方向も分からず
痛い視線を浴びながらも
それで希望を洗い流してる


壊れる先の知らぬ青い命がさ
消えたら少しはみんな気付くのだろうか

ポケットに突っ込まれた手に


ああ 画面の住人に憧れて
少しも期待のできない世界で
ぶつけられた数々で歪んだ網膜には映らない

たくさんの人の「親切」に
気付いてしまってまた蝕まれて
続けられた生活も
もうそろそろ出口へと向かう頃

絆創膏と伴奏 (アーカイブ)

みんなと同じはずなのに、ね

いつも届かないのはなぜだろうか


みんなと同じはずなのに、ね

苦しく思えるのはなぜだろうか



悩んだ心は

擦り傷だらけで

痛みは僕を壊していく


零れた涙は

止められなくって

滲みてはまた悶えて



痛いの痛いの飛んでいけと

この絆創膏を貼ろう

「君は普通じゃないんだよ」と

そのレッテルの絆創膏を


痛くもなんともないんだよと

この伴奏を奏でよう

「主旋律にはなれないんだ」と

その自己定義のマイナーコードを







みんなとちがう私だもの、ね

おんなじ以上は頑張ったよ


みんなとちがう貴方だもの、ね

出来ないなりによくやったんだね



貰った言葉は

正しくはあって

だけども耳は拒んでる


処置した患部は

かぶれてしまって

痒みで眠れぬ日々だ



痛いの痛いの飛んでいけど

この絆創膏は剥がれない

「君は普通じゃないんだよ」の

そのレッテルの絆創膏は


痛くもなんともないけれども

伴奏は聞くに堪えなくて

「主旋律にはなれないんだ」の

その自己定義のマイナーコードは







抜け出せない、これが運の命?


不甲斐ない、こんな私の生


捨てきれない、これは私のせい


「夢をみたい」 こんな私の生










傷は治ったはずなのに、ね

満足できないのはなぜだろうか


願いは叶ったはずなのに、ね

満足できないのはなぜだろうか

epilogue (アーカイブ)

微笑みあった日も 苦しんだ日も

泣きじゃくった日も 抱き締められた日も

"懐かしく" 思うよ

忘れるまでの時間が

貴方への想いを測るのだと

そんな思いに囚われていた


はずだったのに


uh...










おかしいよね。

もとは別々に生きてたのに、

「君がいなきゃ」って。

でも気付けなかった。



おかしいよね。

勝手に笑顔に惚れ込んだのに、

「君も愛して」って

苦しめたりしてさ。




僕と貴方とでは違いすぎた

抱えたこれまでも、見据えたこれからも






ただ、「ありがとう」とだけ言うよ

貴方と少しの時間を分け合えたこと

すべて忘れてしまう前に

貴方は忘れたのだとしても



幸せになってね


あとはもう......ね。








眺めては濡らした写真だとか


そのたび浮かべた邪心だとか


消してしまうには惜しい気もするけれど


旅立つため、か。
















じゃあね。



























































































(それでも、きっと僕のどこかでは生きるんだろう...)

おえかき (アーカイブ)

力いっぱい描こうとして

クレヨンはもう粉々さ

画用紙をはみ出しちゃってさ

「ダメじゃない」って怒られる



仕方なしにぬり絵帖を

下手くそに輪郭だけなぞって

それでも満足だった

「頑張ったね」って褒められるから




ほとんど白紙のまま

僕はおとなになる手前にいた

焦って塗りつぶして

はみ出しては消して消してを繰り返して




間に合ったかな?




描け 描け さあ今度は

その大きなキャンバスに思いのまま

筆とペンと色鉛筆と

好きなように 今まで手に入れた道具で


描け 描け さあ今度は

自分もみんなも笑顔にするよ

ペンキも絵の具もインクも芯も

すべて今までの思い出の色だ

alone (アーカイブ)

一人になったら今日もまた
寂しさに囚われてしまう
「二人になったら」
そんなことを思い
君を脳で抱き締めてしまう

触れるものもなく
募るばかりで
重たくなっていくその前に
「もうやめよう」
壊れちゃわぬよう
もう愛することは出来ぬようだから

一人になっては今日もまた
物思いに耽ってしまう
二人になったら君のことを
抱き締めることになる人のことを

moon night. (アーカイブ)

抱きあう度に気付かされる

"満たされるまで欠けてたの"

潮も岸を乗り越えて

朧な瞳を浮かべ波に揺らす
























あの月夜は、もう、明けてしまった。




























冬の寒さは独りを思わせ


電飾にも目が眩む始末で


久しく口にしないショートケーキ


インスタ映えのしない日々を送る





Xmasの喧騒には慣れぬまま


幸せになりたいと溢している


ちゃんと分かってる、こんな私


でも少し夢を見るくらい







いいじゃない...?








一晩でいい



寂しくないように埋めてくれれば



滑稽よね 愛ってこんなものじゃない



全部、全部分かってるのに










"貴方じゃなきゃ"なんて言えない





























今年が終わっていく







平成が終わっていく







冬が深まっていく







時代に取り残されていく







孤独は募っていく







雪もまた積もっていく







幸せが集っている







あぁもう私、"古い人"になっちゃうのね

糸と意図 (アーカイブ)

貴方には本当の「愛」を

真実の「愛」を贈りたいから

探し続けるよ だから見つけた日には

どうかお願い 僕を傍に居させてよ










僕は運命に愛されてる方だろう

貴方には微笑みすらしないようだが

だから代わりに僕が精一杯

貴方を愛するんだよ



欲しいものはあげよう

要らないものは捨ててあげよう

すべては恩返しに

世界を救った貴方に



生きてけば生きてくほどに

糸は複雑に絡まっていく

それを互いにほどきあって

やっとこさで生きれていくのさ










うまくほどけず絡まったままの糸

僕にもとても手に負えず試行錯誤

その度思い知る無力さと絶望も

"貴方のため"だから



少しくらい頂戴よ

「ありがとう」の微笑みを

なんて無理に笑った

貴方のすり減った神経に触れて



近付けば近付くほどに

糸は貴方を縛っていた

それを"幸せ"と貴方が呼ぶはずもなく

僕は糸切りばさみを持ち出して

















美しい貴方の声で


奏でられた歌は僕の好みで


「これでよかった」「これでよかった」と


涙腺は容易く弛んでしまった。








愛とはこういうものじゃないから。

micro plastic (アーカイブ)

粉々になった


見えなくなっていった


でも消えはせず溜まっていた


今もまだ蝕まれてる








micro plastic









素敵な服に包まれたピースや

撫でた小さな頭の愛しさ

ひとつひとつが鎖のように繋がって

色とりどりの「日々」を形成した


/寂しい冬の夜のご飯だとか

ショーウィンドウ越しのダイヤの指輪

ひとつひとつが鎖のように繋がって

「理想」を形成した



「今はまだプラスチックで象るほかないけど
いずれは金や銀で」

/「今はまだキスくらいで赤らんでしまうけど
いずれは貴方と共に」






綺麗だと思った



そうだね、と微笑んだ



いつしかその微笑みは



筋肉に支えられてた









"beautiful" plastic









貴方の繰り返す「ごめんね」とか

自分本位なその態度とか

ひとつひとつに少しずつ削られて

「日々」は彩りを失っていった


溜めに溜めこんだ我慢さえも

堪えきれず溢れそうになるよ

ひとつひとつは小さかったかもしれないけど

ヒビは看過ごせなくなった



「出たよまた 下らない世間話 聞いてやってきたけど
こっちだって暇じゃないんだ」


/「痛いよまだ "貴方の為に"って自分を棄ててきたけど
流石に分かって」よね




砕けてしまった




もう戻らなくなった




その事実の粉末を



呑み込み忘れようとしたんだ















my poor thinking





























粉々になった










見えなくなっていった









でも消えはせず溜まっていた












今もまた蝕まれてる


























micro plastic

life (アーカイブ)

当たり障りのない人生の

味気ない、いや微かに苦い

思いを溜めた笑顔なんかは

夜には水を溢すのでしょう?


何の温もりもないのにさ

あたたかさ求めまた指が伸びる

傷つけ傷ついたあの日のことが

思い出されまた怯えてしまうの?


どんな言葉も刺を抱えていて

誰も傷つけないなど出来ないけど

その思いが正しいと思う方へ

その刺が憎き方へ向かえばいい


君はもっと優しくなくていい



代わり映えのしない人格の

不甲斐ない、いやただ醜い

自覚を溜めた陽気なんかは

夜には疲れを溢すのでしょう?


何の見返りもないのにさ

あたたかさ求めまた"再生"押す

なんでもないそんな歌もさ

作り手の思い越え君を救うの?


でもそんな言葉も歯痒さを抱える、

だいぶ思うがままではないものだから

その耳が正しいと思うように

その声に乗せて歌えばいい


君はもっと自信を持っていい



どんな人も自己を抱えて

生きるため誰かを傷つけるから

傷つけられても傷つけても

「そんなもんか」と笑えればいい


ごめんねの気持ちだけ持てればいい


或いは憎悪を刺してやればいい


君の思うように生きればいい

マイクロ・プラスチック (アーカイブ)

「日々」のポリマーは潤沢な色彩で

ただ、かなり黒みがかっていた


それも見ぬふりで「綺麗だよね」と

だってそうじゃなきゃ砕け散ってしまうから




色は褪せていった

疲れも出てきたな

思わず投げたらさ...




粉を拾い集めてジグソーパズル

一体幾つのピースを並べるの

諦めた僕は飲み込むほかなかった

哀しみとその他諸々で流し込んで







吐き気に襲われた それもそのはずさ

だって消化できないんだから

「うまく吐き出せず苦しいよね」と

まるでお互い様のように




ただ砕けてはいった

見えなくもなって行く

それでも消えはしないで




粉が溜まっていって身体蝕む

一体いつまで苦悶は続いていくの

"こんなことになるなら初めから..."なんて溢して

戻らぬ粒子にただ涙しているよ







拝啓 あの日の僕へ

なんて届きもしないね

追伸 「今度」の僕へ

この「日々」は砕ける前に 捨てておいてね

最期と晩餐 (アーカイブ)

"この動画ちょっとおもしろいな"

"このキャラクターすごく好きだな"

食卓に並んだ「いいこと」を

僕は味わわずに飲み込んだ


"また酷い過ち犯したな"

"どうしてこんな目に遭わなきゃなの"

部屋中に焚かれた「やなこと」に

蝕まれながら



「どうせ」「どうせ」って呟くたび

自分の喉元に向きかけるナイフに

「人生は失敗でした」なんて

語られたくなくて


「生きてりゃいいこともある」なんて言葉を

"自戒"の水で服用して

だけど訪れない「いいこと」に

また蝕まれて







ガラス越しに庭に見えた野良犬は

すぐに居なくなった

彼はどこへ向かったんだろうか

...ガス室かな


"彼よりは僕は幸せかな"

"これは「いいこと」なのかな...?"

"でも「だから生きよう」とは思えないな"

"僕は何を望んだ...?"



食卓が豪勢な晩餐に

変わってほしかった 「僕は変わらずに」

ただの甘えたお話でした

嘲笑わないで


変わればいいだけのはなし

過程と結果はたまに食い違うが

まずは過程が大切だから

「失敗」はまだ宣言しないで



欲しい






死んだらもう二度と生きられないから



悔いは残さず食べきって欲しい

ネイアクシュウワイ (アーカイブ)

「君の夢を食べてしまった。」




ぱくり


ごくり


















「そうやって僕は生きてくんだ。」



だらり


ぽつり



















4分33秒に声を掻き消された

ここは怖いや

あそこならまあ大丈夫かな

ってそんな筈はないか。


















ああ贅沢ね

それだけの犠牲を払って

孕めたのは迷いだけか








ああ迷惑ね

どれだけ腐っても

得られるのは悪臭だけだからね





























「親の脛を食べてしまった。」




がぶり


ほろり




















「そうやって僕は生きてくのか。」




にやり


ぽつり


















46分18.1秒が見せた

ここの脆さは

君の身を引き締めなかったか

そうか、なら残念だな。


















ああ脆弱ね

またそこに甘えて

ほーら、崩れた

まだ逃げるのかい?






ああ軽薄ね

人としてもその意志も

嘲笑を聞かれるのがご趣味ですか?
























































































やあ、「名・悪」ね。

でもそんな嘆かないで

嘆いてるだけ救いはある






さあ嘆かないで

"今"をちゃんと見つめて

出来る"対策"は何でしょね?


「出来ない」なんてまだ逃げないで


どうかこの歌に戻らないで

何夏 (アーカイブ)

青かった春が過ぎて訪れた夏

少しは大人になれた自負はあるんだ


春はみな青く染められてしまうが

夏は「僕ら色」に染めてゆくのさ!



灼熱の太陽に焼かれて

色褪せてしまうこともあるけれど



"ナニナツ"にしようか?

たくさん失ったからこそ

今を過ごすあなたとどこまでも


「潰したあの日」の黒も

「笑ったその日」の白も

全部全部知ってるだろう?


どんなにひどく躓いたとしても


「それまで」であって欲しくはないな

「それまで」で在りたくはないな




ぬくぬくの春が過ぎて訪れた夏

太陽は容赦してはくれないんだ


春はうたた寝の間に過ぎ行くものだが

夏を生き抜けるかは「君次第」だ!



灼熱の太陽に焼かれて

黒ずんでしまうこともあるけれど



"ナニナツ"にしようか?

たくさん受け取ったからこそ

そうさ 目の前のあなたとどこまでも


溢した「あの日」のグレーも

浮かべた「その日」のピンクも

全部全部知ってるだろう?


醜い世界ではあるけど


「イヤ」や「嫌い」に殺されて欲しくはないな

「イヤ」や「嫌い」に殺されたくはないな




生かしてくれ


言わしてくれ


見出だしてくれ


癒してくれ



日差しは暮れに


街を乱して


眩んだ先に訪れる闇にも






"ナニナツ"にしようか?

花火で彩っちゃおうか

湿気で火が点きにくいけれども


宵は必ず明けるんだ

身を削るような暑さももう暫くだ

精一杯


楽しめる自分で在りたいや

青春とは。 (アーカイブ)

青かった日々

「あなた」という鏡に写っていたのは

僕の歪みと馬鹿でした。


枯れ果てた日に

「あの日」の写真に写っていたのは

救いようもない僕と、

苦しげな顔のあなたでした。



嗚呼青春とは独りの日々で

手を握りあっても

もう片方の手で握った刃を振り回して


傷に悶えた



放たれた日に

僕の瞳に写っていたのは

散りばめられた哀しみと

底をつくような安堵でした。





辛かった日に

「あなた」という鎖に縋ったのは

僕の甘えと邪魔でした。


「無」と化した日々

あなたの詩を綴っていたのは

飲み込めぬ馬鹿さ故の

高尚な赤ちゃん帰りでした。



嗚呼青春とは過ぎ行く日々で

先走り過ぎるか手遅れかの

どちらかでもどうにかなってしまって



それでも今日に

この歌をそっと口ずさむのは

「優しさ」の簑を被った

傲慢と不甲斐なさでしょうか。

A song for (アーカイブ)

きっと君の思うよりずっと君は優しいからね
そんな泣きそうな顔するくらいなら
泣けばいいのにね。

きっと君の思うよりずっと僕は馬鹿だからね
君に貰った言葉の勘違い
今更気づいたの


叶うのが僕とじゃなくて本当に良かったね
でも君をアンガジェした事実は消えないから


この歌を唄うよ
僕の罪滅ぼしでしかないのかもだけど
あの一番星が月(きみ)の側で輝くなら
ニットの帽子を僕は深く被っておくから
その間に言いたいだけ言いなよ
僕の笑い話を




きっと君の思うよりずっと君は頑張り屋さんだね
僕は何度君を見て
「頑張ろう」と思ったか

きっと君の思うよりずっと君は可愛いからね
もっと可愛くなるんじゃないぞ
僕は悔しいからね


口癖になった「ごめんね」や「ありがとう」も
その分だけ君を磨り減らしてたから


この歌を唄うよ
僕の罪滅ぼしでしかないのかもだけど
あの一番星は月(きみ)の側で輝くから
麦わら帽子がお似合いの季節になったら
幸せそうに鴨(ぼく)を頬張る姿を
インスタにでもあげてね

monochrome (アーカイブ)

あれだけ飾った日々たちも

今との繋がりを失えば

「大したこともないな」




装いに過ぎない日々の集合体

"人生"も繋がりを失えば

「大したこともないな」


















"意味"を追い求めた意味はなかった

さようなら、は初めましてをちゃんと連れてきてくれるし

ただすべてが「これっぽっち」だった

胸を痛めつける不可逆も、そう。






だからもう







辞めた。































辞めちゃえば全部「これっぽっち」だと気付くんだ


いや、少なくともそう結論付けることになるんだ







悲しいな。

















だから今のうちに「ありがとう」

sakura (アーカイブ)

「『散りゆく桜は美しい』
ならば僕も散ってしまおうか
さすれば世界は微笑むか。
...なんで泣くって決めつけちゃうんだろう
でも、多分間違っちゃいないんだろうな...」



"役目を終えて散る花と
雨に打たれて散る花と
今のあなたは後者だから。
まだ散らないで どうか...

ひらひらと漂うならその前に
「今」という日々を使い尽くすこと
それがあなたに課せられた義務
逃れられない だから好きにお使いなさい"





Sakura turned to be green yesterday.
I saw that,and I'd see that as long as I am blew off.

しゃぼん玉  (アーカイブ)

また1年が経った




















こんな日くらいは。

























いや、「こんな日にならなければ」...?
























しゃぼん玉は壊れていく

あの日の涙で作ったしゃぼん玉は

洗濯糊をたくさん混ぜはしたけれど

「もうこれだけ月日が経ってしまったからね」



元通りに過ごすということは

しゃぼん玉も見えなくするということ

あれからどれだけのことを忘れてしまった?


「ちゃんと」前だけを向いて

エウリュディケーを牽いて

何とか歩き続けてきたんだけど

落ち着いた今振り返って

私もしゃぼん玉を吹いてみようと思う




風化していくことは仕方がないけれど

少しでもそれを、少しでもそれを

遠い未来へ


そんな僅かな償い














しゃぼん玉は、興味津々に見つめる子供たちのもとへ


そうだよ、「あのね...

わたしにいって。 (アーカイブ)

かぜのするどさもなくなってきた
まもられる必要性もうしなわれてきたんだ
はるが近づいてきてわたしはふと、
ふとふあんになった。

かふんはめしべのすぐてまえでも、
かぜにゆられてふらつくものなのだろう?
指輪を買うおかねくらいならわたしがだしてあげるからさ
ちゃんとかかえて

ほら、はやくはやく
わたしにいってよ。ねえってば。
はっきりしてよ。じゃなきゃわたし、
どうしたらいいかわからないんだ。
ほら、はやくはやく
かえしておくれよ。パーの手で。
あなたのためなら、わたしべつに、
どうだったってかまわないからね ;


ダイヤがすこしかわっていた
日々のサイクルもすこしかわっていたんだ
かわりばんこにおとずれた20℃・9℃
苦もわたしをいかした。

かふんはめしべのすぐてまえでも、
かぜにまかれてはなれたりもするのだろう?
しあわせへの労くらいならわたしがかってあげるからさ
ちゃんとおしえて。

ほら、はやくはやく
わたしにいってよ。ねえってば。
はっきりしてよ。じゃなきゃわたし、
どうしたらいいかわからないんだ。
ほら、はやくはやく
かえしておくれよ。パーの手で。
あなたのためなら、わたしべつに、
どうだったってかまわないからね ;

1st step (アーカイブ)

思い描いていた図からは遥か遠く
当たり前だと思っていたことすら「理想」と呼ばねばならぬような
ああ、ため息だって口から飛び出したくなるよなあ
至らなさにただただ視界が滲んでいくんだ

「まだまだだなあ」
今のうちに言い尽くしておこう
別に許されたものではないけど
それでも、まだ今なら...今のうちなら...

僕らはいつまで経っても未熟なままなのかもしれないけど
節目のその日に「出来るだけはやった」って嘘偽りなく言えるように
僕らはいつまで経っても半人前なのかもしれないけど
ゴールのその日に笑顔で別れを告げられるように
まだきっと、きっとこれからだよ



思い描く「ゴール」は遥か遠く
障壁だらけ、でもタイムリミットはそう遠くはないようで
ってさ、上手くいかない未来は見つめるなよ、なあ。
謝罪とか言い訳とか、叶える気は毛頭ないの?

「これからだ、さあ。」
何度でも唱え続けてやろう
少し反省の色を褪せさせるけど
それでも、塞いじゃうよりは...塞いじゃうくらいなら...

僕らはいつまで経っても未熟なままなのかもしれないけど
節目のその日に「出来るだけはやった」って嘘偽りなく言えるように
僕らはいつまで経っても半人前なのかもしれないけど
ゴールのその日に笑顔で別れを告げられるように
今やっと、やっとはじめのいっぽを踏み出すんだよ

2019年10月3日木曜日

unlike Kierkegaard (アーカイブ)

「そのために生き、かつ死ねるような」
そんな言葉で貴方を形容しても
手に入れられないという空しさが手に入るばかりで


「その」を目標から対象にすり替え
貴方を助けるべく足掻いてみたとしても
変えられないのだと無力さを味わう間に
貴方にとっての私が変わっていってしまう


崇めた貴方は縁を切った
That was unlike Kierkegaard
眺めた世界は絶望に満ちて
救いを求めた

見定めた究極の「貴方のため」は
ずっと足踏みを繰り返していた
I was unlike Kierkegaard
でもそれは間違いなく「いま」を早めた。




「そのために生き、かつ死ねるような」
そんな言葉で貴方を形容していたくて
貴方を完璧でアガペーに満ちた"神"に仕立てた


その前に単独者として立ったことで
絶縁を啓示と読み替えることが出来た
ニヒリズムだとか批判されたとしても
心の支えになってるからプラグマティックに考えりゃ良いんだ


殺めた未練が堰を切った
the night was unlike Kierkegaard
貴方の心が知りたいんだと
投げ棄てたくなった

でも宥めたんだ、「"神様"だからきっと
教えてくれないのではなくて
解釈の余地を下さったんだ」と
I have to be like Kierkegaard...






叶えたら、敵うもんな。

UnACCepT-tune (アーカイブ)

"許すとか許さないとかじゃなくて
「貴方が傷つけた」という事実は
決して消えることはないの
だから決して癒えることはないの

なのに何よ「あの日の自分は」とか
何よ「もうあれは過去だから」とか
貴方の勝手な解釈でしょう?
良心の呵責すら感じないの

ほんの少しでも私の優しさを生き残らせられてたら
貴方の気持ちの介錯をしてあげたって良かったのにね
ほんの少しでも私の憎しみを殺められてたら
貴方の気持ちの愛を抱くこともあったかもしれないのにね


素直な気持ちを教えてと言われても
言葉を受けとる資格があるとでも?
ああほんとこんな厄介事には
二度と首を突っ込むものですか

だからこっちも何度も迷ったの
でもその結果がこの今なの
いい加減受け止めたらいかがです?
私なしでも生きてけるでしょう?

ほんの少しでも私の苦しみを受け止められてたら
貴方の気持ちももう幾分か楽になってたはずだったのにね
ほんの少しでも私の記憶を歪めたり消したりしたら
そしたら私は何も報われないから、そう、もっともっと苦しんで


許すとか許さないとかじゃない
過去は変わらずずっといつも私の心に刻み込まれてるの..."

venus (アーカイブ)

そっと弾き返した彼の伸べた手や言葉たち
それでも明けと宵くらいは顔を出してあげてもいいかな
私は熱い、熱いvenusでありたい...




もちろんありがたいの すごくすごく
でも、でもなあ。何かが違う。
そんな気がしてならないんだよね。
ごめん


似てるよねって微笑みあったりもしたんだっけ
知れば知るほど浮き彫りになるのは相違点ばかり
涙の海に浮かべて沈んだはずの苦笑いも
乾ききったせいで地に顔を出してしまった


吹き飛ばしてしまうんだ 原因など分からなくていい
スーパーローテーションだとか 呼ばすだけ呼ばしておけばいい
押し潰してしまうんだ その上からの圧で
翻ったこの軸も笑うならもう好きにすればいいさ























ぜんぶ、うけとめてあげる。


私は熱い、熱いvenusでありたい...

"merCUrry" (アーカイブ)

地球なんてGoodbye!

こんなとこ、わたしは住めっこないよ

太陽に近い方へ ここが私のユートピアになるんだね

今 青い星の下へ


"マーキュリー 夢の舞台はもうすぐそこにあるんだ!"

って心踊って

"まあ何で? もう見えているのにまだ着かないの?"

なんて不満漏らして




すべてのことはnot lie.

勝手に判断しないで欲しい

太陽に近い方へ、近い方へと影は濃くなっていく

今 青い星の下で


マーキュリー 実らぬ日々を貶すあいつらを

貶してやりたくて

"待っていて 今すぐ後悔に包み込んでやるから"

なんて吐き散らして




マーキュリー それでもいずれは地球に還らなきゃなんだ
寂しさ拭わせて




"マーキュリー 君の全てを話してくれないか"

って言われて

"待っていて 今すぐ君を救ってあげるから"

なんて無責任よね

black chocolate(アーカイブ)

可視化するカーストの中で
独り、いやいつもの通りを装う僕
「チョコも青さも必要ないし。」
「何も返せず気後れするし。」

そんな中転がり落ちてきた
「ああ、いいよ。食べちゃって。」
断れもせず口に含んだ幸福はとても、とても甘かった

知ってるんだ
タイムラインを遡ったから
遅くまで愚痴を吐きながら作ってた、そのことを
でも「ありがとう」だなんて
「美味しかった」だなんて
言える質でもないな
ふっと苦味が広がった

black chocolate
こんな日々にも僅かに甘さがあって
black chocolate
その甘さを知った僕はより強く苦さを意識していくんだろう


可視化する優しさを前に
独り、ふと想いを募らせてしまう僕
「何か僕にも返せるのかなあ。」
「そしたらも少し貰えるかなあ。」

そんな中転がり込んできた
「ああ、いいよ。食べちゃって。」
断る余地なく頬張った悲報はとても、とても、苦かった

気づいてたんだ
もうずっと遥か前々から
君の表情がその時々だけ晴れ渡るそのことも
でもそんな君も好きなんだ
正直可愛いと思うんだ
なんて言えやしないや
ふっと甘味が零れ出した

black chocolate
こんな日々にも僅かに甘さがあって
black chocolate
その甘さを知った僕はより強く苦さを意識していくんだろう