2019年10月5日土曜日

To be amiable (アーカイブ)

恋の落下傘
落ちきれずに宙吊りになってしまったな

君の笑顔は
愛おしくて抱き締めてみたくもなるけれど


「ずっと傍にいて」なんて言わない
たまに顔くらいは見たいけど

「もっと僕を見て」なんて言わない
ただ君の好きなように生きて欲しい


ねえ、早く幸せになってよ
お祝いの言葉はもう用意できてるから

ねえ、その溢れんばかりの優しさも
僕に向けられるべきものじゃないんだ

そう、つまり君を幸せにすると言い切れるほど
僕は無責任じゃないんだ




君との価値観
少し違う そんなところもまた微笑ましい

君の寝顔は
あどけなくて、また馬鹿なことを考えちゃうけど


「きっと困らせる」
悲しい未来が願いとともに肥大していく

「もっと傍にいさせて」
ダメだ、ダメだと覆い隠しては言い聞かせる


ねえ、これもひとつの答えでしょ?
付き合うことだけが幸せじゃないから

ねえ、そしたら笑い続けてくれるでしょ?
ずっとこのまま 気兼ねのない仲で

"そう、つまりお互いの幸せにのために"なんて言うと
少し虚しくもなるんだ




ただ「可愛い」とだけは言わせて欲しい

周りのあの子達が言うように

ただ欠片だけでも伝わって欲しい


でも「恋とかじゃないから」って

君に厭われたくなくて言ってしまったよ...















僕の孤独は
情けなくてまた君を求めてしまうけど

君の「僕」だけ、そして君だけ
美しければそれでいい

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