2019年10月5日土曜日

マイクロ・プラスチック (アーカイブ)

「日々」のポリマーは潤沢な色彩で

ただ、かなり黒みがかっていた


それも見ぬふりで「綺麗だよね」と

だってそうじゃなきゃ砕け散ってしまうから




色は褪せていった

疲れも出てきたな

思わず投げたらさ...




粉を拾い集めてジグソーパズル

一体幾つのピースを並べるの

諦めた僕は飲み込むほかなかった

哀しみとその他諸々で流し込んで







吐き気に襲われた それもそのはずさ

だって消化できないんだから

「うまく吐き出せず苦しいよね」と

まるでお互い様のように




ただ砕けてはいった

見えなくもなって行く

それでも消えはしないで




粉が溜まっていって身体蝕む

一体いつまで苦悶は続いていくの

"こんなことになるなら初めから..."なんて溢して

戻らぬ粒子にただ涙しているよ







拝啓 あの日の僕へ

なんて届きもしないね

追伸 「今度」の僕へ

この「日々」は砕ける前に 捨てておいてね

0 件のコメント:

コメントを投稿