2021年1月31日日曜日

特別な夏。

今何処にいるのでしょう あの日の貴方は

目に染みた汗で見えていないだけですか...?

それとも暑さに曇った貴方の眼鏡が

私を捉えられなくなっただけですか...?





はぐれたままの不安や怖さ

まだどこかにいるはずと信じたい思い

幼児のように泣き喚きたい、と

そういう未熟さを鋭く責める


マスクにお預けにされた口づけを

未だ夢見る私は馬鹿でしょうね

のぼせた頭をちゃんと冷房へ

貴方への熱中症を治さなくちゃ




豪快 後悔 そうかい

崩壊を免れた二人の航海は

梗概 傷害 法外

胸懐 慷慨です 教戒だね 了解

溶解したような愛しさは

もう妖怪のように消え失せた......?





周りの白い目 貴方の黒い目

映りこむ自我を見つめてみて反吐

「好き」の2文字をうまく信じられなかったのは

私が悪いのでしょう?





無為に過ぎる時を食み 肥えゆく身体

このまま離れてしまうのだろうか

確かめたくとも会えないまま

だって今年は だって今年は

特別な夏。

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