降りしきる雨に嫌気がさして
ずるずる道を歩いていく
視界はかすむ 暗い空
町に響いていく音
傘で防ぎきれない横殴りの雨が肌に触れて寒いよ
おかげ様でプランが全部台無しになったよ
電車は人が溢れかえって狭いよ
独特の嫌な匂いが鼻をさすよ
その一定の周期は単調な日々の繰り返しを
変わらない現実を
冷たく笑って突きつけてくるんだ
その態度がいやに癪に障って
消えてしまえよって
ただ意味もなく水たまりを踏み潰している
降りしきる雨は止む気配を見せず
ずるずる側溝を流れゆく
視線は落ちてた 跳ねる粒
町に響いていく音
てるてる坊主も雨ざらしになってボロボロだよ
おかげ様で楽しみが全部ぶち壊しだよ
洗濯物も取り込む直前でふりだしに戻ったよ
ジメジメしてて今にもカビが生えそうだよ
「雨は農作物には必要」「恵みの雨だ」って
引き起こす厄介事を
あざけて正当化してくるんだ
その態度がいやに癪に障って
消えてしまえよって
ただ意味もなく水たまりを踏み潰している
雨雲は今ものうのうと、のうのうと居座っている
対して僕は今ぎちぎちと、ぎちぎちと詰め込まれている
その雨は今もざあざあと、ざあざあと降りしきっている
対して僕は今ぜえぜえと、ぜえぜえと咳き込んでいる
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