2017年6月29日木曜日

満員電車

この世界という満員電車で思い通り座れる人など限られていて
その大半がぎゅうぎゅう詰めで立ち尽くしている
つり革すら数が限られていて 僕ら子どもは何とかポールにしがみつくが
中には何も手にできず振り回される人もいる

その中でもやっぱり僕はせめてつり革は掴みたい
あわよくば席に座りたいのさ

だから僕は行くんだ 更なる高みへ
頑張って背伸びだってするさ
まだ見えぬ形のつり革目指して
健気でも、懸命に手を伸ばすのさ
"こんなつり革がいいな"なんて考えながら


この世界という満員電車で思い通りの駅で降りられる人など限られていて
その大半が降りたくもない駅で降りる人に巻き込まれて戻ってこない
逆に降りられない人もいて 僕ら子どもは時に悲観的になって降りたいと願う
中には降りる駅を間違えて帰らない人もいる

その中でもやっぱり僕はせめて途中で降りたくはない
あわよくば100年後まで乗っていたいのさ

だから僕は行くんだ 更なる高みへ
何事も楽しみ怠らないさ
今見えているポールを掴んで
健気でも、懸命に握りしめるのさ
"次の駅までの車窓はどんなかな"なんて考えながら

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