2017年4月23日日曜日

dear Y

綴り終えてみて思ったんだ
「君へ」と名付けたこの詩集でさえこんなに自分語りなんだな
ああ、ごめんね。

こんな詩が出来上がることを君は望んでもいなかっただろう
厄介事に巻き込んじゃって
ああ、ごめんね。

いやもしかしたら君は僕を覚えてすらいないかもしれない
もう「君」もいないかもしれない
ああ、ごめんね。

あくまで画面越しだったからこれが恋と呼べるかは微妙だけど
やっぱり君は僕にとっての唯一の初恋の相手なんだ

今君は何をしていますか?
変わらず「君」でいてくれていたら
僕はそれだけで幸せです
どうか神よ、彼女に恵みを。


綴り終えてみて思ったんだ
いろんな事情を差し引いたとてやっぱり君は"理想"だったと
ああ、ありがとう。

君に出会えていなかったならきっとこの詩は生まれなかっただろう
僕ももうここにはいなくって
ああ、ありがとう。

僕も忘れかけていたようないつかの僕の言葉まで
ちゃんと覚えててくれてたよね
ああ、ありがとう。

いつも君は口にしてたよね 「おせっかいでごめんね」って
でもやっぱり君は僕にとっての本当の命の恩人なんだ

結局何もしてあげられず
情けない僕で本当にごめんね
もしまた何かあった時には
連絡してね 力にならせてよね


新百合方面へ
今日も僕は電車に乗る

0 件のコメント:

コメントを投稿