2016年2月16日火曜日

UルハシイBオクガUラメシクテ

夏休み最終日花火大会の川辺を歩く
至るところに浮かんでいるハート
僕も無性にそれに憧れて
でもどうしていいか分かんなくて
あっちから「愛してる」って言ってほしくて
嫌われる自分が怖くて
ずっと目線でサインしてるのに 何で気づいてくれないの
たった5文字の言葉が心を乱す

言ってしまえばイケる気がして
でも失敗したらもうチャンスはないんだって
完璧キャラ崩壊だな その後うまくやれる自信ない
自分から「愛してる」って言えなくって
あっちから「愛してる」って言ってほしくて
言ってもらえると信じてる自分が嫌で
ああなんだか胸がはりさけそう
たった5文字の言葉が心を乱す

またいつものように過ぎていく
知らない間に奪われて
自分の周りもハートだらけになって
でもいくつも壊れていってるのを見ると
どうしても言えなくなって
でもそれは向こうも同じなのかなとも思って
でもそれでも言えなくて

あっちから「愛してる」って言ってほしくて
麗しい僕が恨めしくて
見ていることしかできなくて
全部壊れてもいいやって最終日すべて打ち明けた
「俺、君のこと、ずっとずっと…好きでした。でも、人間関係とかいろいろ考えたら、なかなか言えなくて…。俺、別にかっこよくもないし。でも…愛してる。だから、もし俺なんかでよければ、」
「バカじゃないの。こんな遅くに今更。私だってあんたのこと…。あんた知らないの?あたしイギリス行くって。私、遠距離恋愛なんてできない。これが本当の「愛」なら別だけど、私はただ、「恋」なだけだから。だから…ごめん。」
「…ごめん…」

たった三文字の言葉が心を砕く

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