夏休み最終日花火大会の川辺を歩く
至るところに浮かんでいるハート
僕も無性にそれに憧れて
でもどうしていいか分かんなくて
あっちから「愛してる」って言ってほしくて
嫌われる自分が怖くて
ずっと目線でサインしてるのに 何で気づいてくれないの
たった5文字の言葉が心を乱す
言ってしまえばイケる気がして
でも失敗したらもうチャンスはないんだって
完璧キャラ崩壊だな その後うまくやれる自信ない
自分から「愛してる」って言えなくって
あっちから「愛してる」って言ってほしくて
言ってもらえると信じてる自分が嫌で
ああなんだか胸がはりさけそう
たった5文字の言葉が心を乱す
またいつものように過ぎていく
知らない間に奪われて
自分の周りもハートだらけになって
でもいくつも壊れていってるのを見ると
どうしても言えなくなって
でもそれは向こうも同じなのかなとも思って
でもそれでも言えなくて
あっちから「愛してる」って言ってほしくて
麗しい僕が恨めしくて
見ていることしかできなくて
全部壊れてもいいやって最終日すべて打ち明けた
「俺、君のこと、ずっとずっと…好きでした。でも、人間関係とかいろいろ考えたら、なかなか言えなくて…。俺、別にかっこよくもないし。でも…愛してる。だから、もし俺なんかでよければ、」
「バカじゃないの。こんな遅くに今更。私だってあんたのこと…。あんた知らないの?あたしイギリス行くって。私、遠距離恋愛なんてできない。これが本当の「愛」なら別だけど、私はただ、「恋」なだけだから。だから…ごめん。」
「…ごめん…」
たった三文字の言葉が心を砕く
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