2017年10月21日土曜日

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予防線張りめぐらす質の僕に突き刺さったその言葉は
まるで紫外線のようだった
いかんせんこんなか弱い僕のことだから
もう立ち上がれないんじゃないかと思ったよ

浮かんだのは大戦の最前線に立たされて尚も逃げ惑い撃たれる志願兵
このままだときっと僕も。

「いつまでも甘えてるんじゃない。
そんな生半可な決心と努力と辛さの上に建てられる代物?
な訳ないでしょ
今を抜け出したいならそれくらいの気概を見せてくれよ
悔しいなら愚痴なんて溢す間に努力をしなさい
自分を哀れむ人には残念ながら同情しか向けられない」


御賽銭に札束投じる質の僕に突き刺さったその言葉は
まるで処方箋のようだった
悲観先行ゆえに死を依願しがちな僕のことだから
もう堪えられないんじゃないかと思ったよ

浮かんだのは黄泉との境界線に立たされて夢も目標も投げ捨てた欺瞞家
このままだときっと僕も。

「いつまでも逃げてるんじゃない。
そんな拗ねて周り恨んで望んでないって言い張ったって
何も生まないでしょ
自分が能力をつけることでしか自分は報われないんだよ
どうか自分で自分を諦めてしまわないで。
自分に申し訳ない態度を取って後悔するのは自分だよ」

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