僕の世界地図の最南端,最北端,最東端は君だった
僕の世界の半分以上を君は占めていたんだ
ひとりひとりに見えている世界は違うだなんて常識も
見落としてしまっていた まさしく「恋は盲目」だ
僕にとっての君が、かけがえがない様に
君にとっての僕もそうだと思い込んでいた
痛い目を見た
ヨーロッパの存在を知った日 地図が塗り替えられた日
それでも僕は必死に君を大きく描いたんだ
だがその反動で自分を小さく描いてしまった
と思っていたがあれは君の世界地図での大きさと同じだった
僕の世界地図の最南端,最北端,最東端は海になった
その先に何があるのか君も知らぬようだ
手立てもないのに望んだところで叶わないだなんて常識も
見落としてしまっていた まさしく「恋は盲目」だ
僕が君とその"先"へと行きたいと願うように
君も僕とそう願っていると思い込んでいた
「酷い夢を見た」
"一起 去 新世界 口巴!" 覚えたての言葉で君を誘った日
「ごめんなさい」で全てが挫かれた日
あれ以降もう怖くなって、夢を見るのは
やめにして狭くて古い世界地図を使い続けることにしたんだ
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